好きすぎていっぱい持っている、土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ)のバッグたち。
その中から今回はトーンオイルヌメ「ソフトミディアムバックパック」のレビューをしたいと思います。
テレビドラマの主人公が使っていたことでも有名になった、このバックパック(色違いのブラウンのほうです)。
私は2019年5月頃から使っています。
柔らかいトーンオイルヌメの革をリュック全体にたーっぷり使っているので、すごく贅沢なバックパックです。
外にお出かけする時は、よく連れて行きますよ♪
ソフトミディアムバックパックとは
ブラウン、こげ茶の2色展開
【ポケット】背中側に外ポケット1つ(チャック付き)、内側に1つ
※側面のチャックから中の物の出し入れ可能
「ソフトミディアムバックパック」は土屋鞄製造所というブランドの、トーンオイルヌメシリーズのバックパックです↓
トーンオイルヌメの革はオイルがたっぷり含まれているので、柔らかくてしっとり。
その革が全体に贅沢に使われているという、なんともリッチなバックパックなんです。
色は私が持っている「こげ茶」と、薄い茶色の「ブラウン」の2色展開。
ブラウン色の方は、テレビドラマの主人公が愛用していたことで有名になり、当時そちらの色を中心に売り切れが続出しました。
こげ茶色は「ザ・革のリュック」という印象ですが、ブラウン色は明るくて優しい雰囲気を持っています。
どちらの色も男女問わず使えるので、どちらにするか悩む人も多いみたいです。
見た目について
それでは実物を、詳しくレビューしていきますね。
まずは外観から。
気になる所:手入れを怠るとバレる
見た目はとても気に入っていて、特に言うことはありません。
外で使っていると「そのリュック、素敵ですね」とよく褒められて、鼻高々なくらいです。
しかしあえて見た目の点で気になる所を言うなら、『お手入れをさぼることができない』という点ですね。
このミディアムバックパックは、底面や肩紐、チャックの引手まで外側は全て革で出来ています。
だから革が乾燥してくると、どの角度から見られてもお手入れが不十分なことがバレちゃいます(汗)
しっとりツヤツヤな革の状態の時は、本当に素晴らしいもの。
でも全体がかさついた革になってしまったら、このバックパックの価値が一気に下がります。
なので、お手入れはきちんとしましょうね。
ちなみに、トーンオイルヌメの革ってもともとオイルが染み込んでいるので、購入して半年くらいは軽くブラッシングするだけでも平気なんだそう。
だから購入後すぐからお手入れに追われるという訳ではないので、ご安心下さい。
革が乾燥してきたと感じたら、お手入れするようにしましょう。
良い所:全体が革で出来ている豪華さ
見た目のインパクトはすごく大きいと思います。
全部革だ!って革好きの人なら大興奮するくらいの、リッチな革使い。
革のバックパックといっても、肩紐の裏側は布が貼られていたりとか、背面は革じゃない生地だったりとかってタイプも多いですよね。
でも土屋鞄は細部まで手を抜いてません。
背中や肩にあたる内側の部分まで、しっかり革です。
しかも内側という用途に合わせて、落ち着いた黒色で肌触りの柔らかい質感の別の革を使うというこだわりよう。
どこもかしこも革・・・その豪華さは、背負った時に他の人が見ても伝わると思います。
電車待ちの列で前の人がこのバックパック背負ってたら、見ちゃいますよね。
背中にこれが1つあるだけで、私自身の価値が上がる気がしています(笑)
使い勝手について
見た目だけじゃなく、使いやすさも重要ですよね。
使い勝手について、思う所を述べていきます。
気になる所:収納部分のこと
気になっているのは、ポケットなどの収納部分についてなんですよね。
どんなことかと言いますと・・・
ポケットが少ない
使っている時によく思うのが、ポケット数がもっとあったらなぁという所。
外ポケットは背面全体に大きなものが1つあって、そこは容量的には満足しています。
それ以外のポケットは内ポケットになるんですが、この内ポケットが本当にシンプル。
チャックもありません。
サイズ的には2つ折り財布が入るくらいで、小さくはないんですけど、ここにリップクリームとか小物を入れるとごちゃごちゃになって分かりづらい。
私はこのバックパックの時は、小物は巾着袋に入れるなどして小分けにしてメインの収納部分にポンと入れています。
背中側の大きなポケットは何でも入るけど、重力で物が下にまとまりやすいのが惜しい所。
結局そこから手探りで探すことになるんですよね。
キーケース、財布、スマホ・・・これらのものをどのポケットに入れるか、まだ試行錯誤中です。
両端のチャックが分かりづらい
ミディアムバックパックには背中に近い両端の部分に、それぞれチャックがついています。
このチャックは、1つが背面の大きなポケット用、もう1つはバックパックのメインの収納部分につながっているんです。
バックパックをおろさなくても中身が取り出せるのは便利なんですが、この2つのチャックがうりふたつの見た目でして・・・。
買ってすぐにチャックを開けて手を突っ込み、どっちがどっちか何度も確認している人も大いはず。
私も、開けては「こっちじゃない!」が何度か続いたので、背面ポケット側だけチャーム付けました。
これなら一目瞭然。
手で触るだけでもわかるので、背負っている時も『背面ポケットの物を取り出したい時は、チャーム側を引っ張る』というように活用しています。
チャームが大きいので、手探りで掴んで引っ張りやすいですよ♪
良い所:快適に使える仕組み
このバックパックは、背負っても感動します。
そして、細かい箇所まで使いやすさにこだわりが詰まっているんですよ。
肩紐・背中のクッション性が高い
肩紐の部分を触ってみると、厚みがあってふわふわ。
このクッション性があるおかげで、背負った時の重みの感じ方が全然違います。
革でできているのでバックパック自体の重さだけで1kgを超えているんですが、別に重たいと思ったことはないですね。
肩が凝ることも、よっぽど重い荷物を入れたりしない限りはありません。
肩紐の食い込みも、もちろんゼロ!
背中側も同様のフワフワ感があって、中身の形がダイレクトに伝わってこないように配慮されています。
だから背中がゴツゴツすることもなく、肩と背中は常にふんわり感に包まれてます♪
背負った感じは、こんなふうになりますよ。
正面から
横から
正面からも革の肩紐が見えて、ちょっとおシャレ感がありますよね。
ちなみにソフトミディアムバックパックに慣れてから、昔使っていたナイロン製のリュックを背負うと、ガサガサした感じがします。
やはりこの革製のバックパックは別格です。
スナップボタンで取り出し口の調節可
ソフトミディアムバックパックの取り出し口って、チャックがカーブした先まであるんです。
物が上のほうまで詰まってくると、チャックがこのカーブをスムーズに超えてくれないことがあります。
でも、そんな時は左右についているスナップボタンを外せばOK。
そうするとチャックのレールが一直線になるので、すんなり閉まります。
スナップボタンは外したままでもデザイン的には違和感ありません。
私は物が沢山入っている時は、外したまま四角いフォルムで背負っていますよ。
肩紐や背中のクッションといい、スナップボタンといい、本当に細かい所にまで気が利いているこのバックパック。
感激しながら使っています。
まとめ
土屋鞄製造所のトーンオイルヌメ「ソフトミディアムバックパック」のレビューをしました。
全体が革なので、とっても豪華でぜいたくな気分になれるバックパックです。
ポケットの少なさについては、持っている他の方もバックインバックを使うなどして工夫されている方が多いようですよ。
でも背負った時の快適さや使いやすさは、そんな収納部分の欠点を忘れてしまうレベルの高さだと思います。
荷物をざっくり入れて、ふかふかのルンルン気分でお出掛けできるソフトミディアムバックパック、超おすすめです!