私は、ダンスコのプロフェッショナルを愛用しています。
この靴に使用されている革は「オイルドレザー」と言って、撥水効果が高いもの。
つまり、水に濡れても靴の中に染み込みにくいってことなんです。
公式サイトでも、雨の日でも水濡れを気にせず履くことができると説明されています。
でも革靴の概念からいうと、雨の日に履くのってちょっと不安ですよね。
雨水が全く染み込んでこないのか、変なシミが残ったりしないかなど、実際に雨の日にダンスコを履いて確認してみました。
そしたら、意外なことまで発見しちゃいましたよ。
ダンスコは雨でも履けるのか
私の愛用しているダンスコ「プロフェッショナル」というのは、こちらです↓
そこまで豪雨ではありませんが、ほどほどに1日中降り続くような雨の日にこのダンスコを履いてみました。
行先は徒歩約15分のお店です。
それでは、出発から10分後のダンスコを見てみましょう。
傘を差しながら、雨の中で写真を撮りました。
ここでは靴は濡れていますが、水はしっかり弾いています。
もちろん靴の中には一切染みていません。
革靴なのにこれだけ派手に濡れても平気だと、わざともう少し雨の中を歩き回ってやろうかと、楽しくなってしまいました。
そしてこちらはお店に到着してすぐの、後ろからダンスコを見た状態。
暗くてわかりにくいですが、靴の後ろ側も水を弾いていますよ。
ふくらはぎにかけての靴下の水滴のシミは、傘から落下してきたものか直接雨に濡れたものです。
革靴に限らず大抵の靴は、雨の中を歩けばつま先くらいは水が染みてくるもの。
私はそれが不快なので、雨の日はレインブーツを履くのですが、その時と同様の靴下の濡れていない状態に感動しました。
しかも、店に到着して10分後にはもう表面が乾いてきているという回復の速さ。
濡れて革に水分が染み込んだ跡や、水滴が乾いた跡も一切ありません。
まるで雨なんて無かったかのような、おすまし顔のダンスコすごい。
ということで、雨の日にダンスコのプロフェッショナルは履いても大丈夫だということが証明されました。
がしかし、ちょっとだけ気になることが・・・
予想外に冷たくなった場所が2ヶ所
ダンスコのプロフェッショナルは雨水を一切通しませんでした。
しかし、雨の日に履いてみてわかったことがあります。
足が冷たくなる場所が、2ヶ所あるということです。
足の甲に寒さを感じる
雨水が靴下に染みてきているわけでもないのに、道中でだんだん足の甲が寒くなってきたんです。
おそらく、最も雨が当たる足の甲側の革が、雨で冷えてきたからだと思います。
油は熱くなりやすく冷えやすいという性質があるそう。
だから油がたっぷり染み込んでいるオイルドレザーは、外からの冷たさがいち早く足の甲に伝わってきたのかも知れませんね。
目的地の店内に入って靴が乾いてくると、店内の適度な気温のせいもあってか足の寒さは和らぎました。
でも、これは大きな問題という程ではありませんのでご安心下さい。
雨の日に履いていて「靴下に染みていないのに冷たい?」と疑問に思っても、おかしいことではないということです。
かかとが思いっきり濡れた
雨の中での検証を終え、帰宅して足回りをチェックすると、あらビックリ。
靴の中に隠れているはずのかかとが、思いっきり濡れていました。
外や店内で立ち止まって足元を確認した際は、このかかと部分は靴に入っていたのでそんなに濡れているとは思いませんでした。
でもこの濡れ方は、ダンスコ特有のものだなぁ~と変に感心。
ダンスコのプロフェッショナルって、歩く時にかかとがパカパカ上下に動くのが特徴なんですよね。
だから、歩く度にかかとが外に出現するというわけ。
外に出ちゃったらそりゃあ、濡れますよねぇ。
この靴での雨天の日は、かかとが外に出たタイミングで雨に当たってしまうということがわかりました。
しかも今回かかとに付着した水分は、降ってきた雨や傘から滴ってきたものだけでなく、靴から泥ハネしたものも含まれていそうです。
雨の日にダンスコのプロフェッショナルを履く時は、以下を意識した方が良さそうです。
- 背後までしっかり傘で雨をカバーする
- 泥ハネしにくいように、歩き方などで工夫する
ちなみに、私はこの日ワンピースの服装でした。
もし、かかとまで隠れるような裾の長いパンツを履いていたら、かかとは無事だったかも知れませんね。
でもパンツの裾は濡れるか・・・
撥水し続けるにはお手入れが必要
ダンスコに使われているオイルドレザーは、このままずっと撥水し続けてくれるわけではないんです。
革の中の油分は、時間が経つにつれて乾いて減っていきます。
それと今回のような雨天で履いた場合も油分が流れてしまうので、放っておくと油分による撥水効果が失われていってしまうんです。
だから油分を補うために、保湿のお手入れをきちんとしてあげて下さいね。
お手入れの間隔は、一般的な革靴と同じように月1が目安。
でも雨の日に履いた時は、濡れた靴を乾かした後になるべく早めにお手入れしましょう。
お手入れには、ダンスコで販売している専用の革用オイルを使うのがおすすめ。
ブラッシングして、オイルを塗って、少し時間が経ってから仕上げのブラッシングでお手入れ完了です!
まとめ
ダンスコのプロフェッショナルは、雨でも履けるかというのを検証しました。
公式サイトで言われていた通り、雨でも平気でしたよ。
ただしかかとが濡れやすいので、意識してガードするようにして下さいね。
ダンスコのプロフェッショナルって、歩きやすさもピカイチだし色んな服装に合わせやすいから、いつでも履いて行きたいですよね。
雨でも平気だってことがわかったら、天気も気にせず今まで以上に履けそうです。
そしてもちろん、履いたらお手入れを忘れずに。
これからも、色んな場所にこのダンスコと一緒に行くのが楽しみです。