レペットの並行輸入品って、ネット通販で販売されているのをよく見かけます。
価格としてもかなりお安く出ているので、店舗に行かずにネット通販で買っちゃおうかと迷ったことも。
でも、並行輸入品って何か怪しいものじゃないのかとか、店舗で買えるものと違いはないのかとか、気になって結局やめました。
先日リリを買いに行った際、店員さんから並行輸入品について情報をいろいろ聞いてきたので、それをご紹介します。
レペットの並行輸入品とは
レペットに限らず、色んな製品の「並行輸入品」がネット通販では買えます。
並行輸入品は日本での定価と比べると安く販売されていることが多いんですが、これは並行輸入品の価格が販売業者によって自由に決められるから。
日本で正規品を販売しているお店は価格を統一しなければならないので、極端に値下げすることができないんです。
それに比べて、自由に価格を決めることができる並行輸入品は、仕入れの方法や販売コストなどを工夫して正規品より安い価格で販売することができます。
レペットの並行輸入品も、そういった意味で安くなっているんですよ。
並行輸入品って偽物や品質が悪いものだから安い、ということではありませんのでご安心下さい。
しかしレペットの場合は、安く買えるというメリットだけでなく、デメリットもあるので注意が必要です。
購入で注意すべき点4つ
お店の店員さんとの会話の中で、並行輸入品のレペットにはデメリットもあることがわかったんです。
並行輸入品を買う際に、注意した方が良い点を4つ挙げます。
靴ごとのサイズ感の差が大きい
まず、レペットの靴は1つ1つ手作りのため、個体差があるとのこと。
サイズ感が靴によって異なるので、本当はお店で実際に足を入れてみてから買うのがベストとのことでした。
並行輸入品の場合は販売元にもよりますが、大抵のお店では、サイズ交換は送料がこちら負担になってしまいます。
万が一サイズが合わなかった場合は、余計な出費をすることになるので注意しましょう。
レペットは公式サイトのネット通販でも買うことができる(正規品)のですが、その場合もサイズ感の個体差は同様にあるそうです。
公式サイトで買った場合、もしサイズが合わなかった時は1回だけ送料もかからずにサイズ交換できることになっています。
だから正規品の場合は、個体差への対策がきちんと取られているので安心ですよ。
サイズ交換には条件があるので、しっかり確認を。
でも店員さんの話の雰囲気としては、なるべくお店で買ってほしいという方針のような印象を受けました。
海外での検品のため汚れ等があることも
日本の検品基準は比較的厳しく、糸の後始末が悪かったり、ちょっとした汚れがあれば検品でNGを出すことが多くあります。
そのため見た目で劣る製品は出回りにくいのですが、並行輸入品は海外で検品されてくるので基準が海外のものになるんです。
海外の検品基準となると、ちょっとぐらいの汚れや傷はクリアして販売されてしまうものも。
だから、並行輸入品で買ったレペットの靴は、小さな汚れや傷アリの可能性もあります。
しかしそこは、海外検品の都合上で仕方がないものだと割り切りましょう。
リボンはサイズ調整には使えない
以前レペットのネット通販のサイトを見ていたら、レペットの「パンプスの中央についているリボンでサイズ調整ができる」という情報がありました。
履き口のサイズ感が調整できたら、更にフィット感が増しそう。
そこで店員さんに、本当にリボンで調整できるのか聞いて見たら、やらない方が良いとのことでした。
リボンの紐は確かに、履き口に沿って1周ぐるっと入っています。
でも細い紐なので、力を入れて引っ張ると途中でちぎれてしまう可能性があるそうです。
履き口の内部で切れてしまうと簡単には取り出せないため、リボンを引っ張るのはやめましょう。
触れないのが一番です!
リボンはあくまでレペットの可愛さに華を添える、飾りとして楽しみましょうね。
正規店で修理できない
レペットのお店に靴の修理を頼む場合は、購入時にもらっている保証書が必要となります。
※個人情報に関わる部分などは隠してあります。
並行輸入品はこの正規店の保証書がないため、お店に持ち込んでも修理を受け付けてもらえないとのこと。
並行輸入品でなくても、誰かから靴本体のみを譲ってもらった場合や、保証書を失くしてしまった時は、お店からの修理を断られる可能性が高いです。
もし靴だけを持ってきたら、店員さんは並行輸入品かどうか見分けられるのか疑問に思い、やんわりと見分け方について聞いてみました。
ブランドによっては、並行輸入品との見分け方を教えてくれるところもありますからね。
しかしレペットの場合は、シークレットのようです。
「商品情報の表記で、商品管理のための不自然な番号などがついていることがある」とだけで、あとは言葉を濁されました。
なので明確な見分け方は不明です。
並行輸入品や保証書が無いレペットの靴は、修理をお店で受け付けてもらえないならどこに相談したら良いの?って困りますよね。
店員さんから、レペットに詳しいおすすめの修理店を紹介してもらいましたよ!
並行輸入品で困った時の相談はこちらへ
並行輸入品を使っていて困るのは、壊れたとか、ちょっとしたメンテナンスの問題ですよね。
そこでなんと、店員さんからレペットがいつも修理に出しているという、修理店を教えてもらいました。
ユニオンワークス(UNION WORKS)というお店になります。
レペットの正規店で預かった修理品は、こちらに運ばれて修理されるそう。
だから今までに色んな種類のレペット修理を扱っており、対応に慣れている修理店なんです。
実績があるなら、修理の相談もスムーズにいきそう!
レペット経由じゃなく、個人でも持ち込むことも可能なので、そこに直接持っていけばOK。
そうすれば結果的には、正規店から出したのと同じ場所で修理されることになります。
正規店から出した方が料金が異なるとか、もしかしたら違いはあるかもしれません。
私は以前、レペット(正規品ですが)のインソールの接着修理で、直接ユニオンワークスに相談したことがあります。
でもその際には、むしろ近所の修理店よりも安い、良心的な価格を提示されましたのでご安心下さい。
ユニオンワークスは、東京都と神奈川県に店舗がいくつかあります。
その中の神奈川県川崎市にある、ベンチマーク(BENCH MARK)という店舗だけちょっと異なり、受付後に作業内容によっては別の場所で行うこともあるそう。
ですので、それ以外の店舗だと数日で済む修理が、輸送の日数もあって1週間~かかることも。
頼む際は、納期に余裕を持っておくと安心ですよ。
私のインソールも、ここに頼むなら別場所での作業になると言われました。
レペットの修理で困ったら、とにかくココに相談するのが一番。
自宅から遠くて行けない場合でも、配送でのやりとりが可能ですよ。
これで、メンテナンスについても心配無用ですね!
ここまで読んで、並行輸入品の購入を検討したくなった方はこちらから↓
まとめ
レペットの並行輸入品について、買う際に注意する点や修理で頼れる店をご紹介しました。
並行輸入品を選ぶ場合は、デメリットをよく理解したうえで買いましょう。
レペットの店員さんは並行輸入品に関してはノータッチという感じでしたので、並行輸入品を買う際に疑問点がある場合は、その販売元にきちんと問い合わせて下さいね。
並行輸入品って安さの代わりに、正規店での相談は一切諦めなければならないという印象があったんです。
でもレペットが頼んでいる修理屋さんを教えてもらえたので、そこに直接相談すれば安心だということがわかりました。
並行輸入品の「お財布に優しい」というメリットは魅力的ではあるので、上手に付き合ってお買い物できると良いですね。